春画の効用 その⑦

すこし話がそれましたが、いずれにしろこのような春画(ポルノ)の鑑賞法は、古今東西を問わず広く指摘できるのではないでしょうか。元治元年の刊行と推定されている「男女狂訓華のあり香」は、内容豊かな”性の手引き書”。この中にも春画で体位の学習に励む男女の姿が描かれているので、いささか隈雑ながら紹介しておきましょう。

主は本手にかかり、火柱のごとき大茎をづぼくと押し込みながら、手元に有合春画史をくりかへ見るうち、種々に交形の新手を尽くされ、女はいつしかたまりかね、下女の手間へもかりなく大ごへ上げてのよがり泣に、男もこらへずどく(省略)

以上は男女二人で鑑賞する例ですが、春画は、一人でこっそり・・・・という場合も少なくなかったようです。いいえ、むしろこの方がより一般的だったのかもしれません。

 

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